久しぶりの投稿になります。
お恥ずかしい限りでまったく情報提供ができてなく反省しております。

言い訳がましく始めさせていただくと、
今年の2月頃から、当社も新型コロナウィルスの対応に追われて
バタバタと忙しくさせていただきました。

当社があります岡山県は幸いなことに人口の割には患者数も少なく、
死亡者も出ず、現在は収束しておりますが、
岡山県内や広島市内のコロナ患者が入院されている病院での消毒作業の確立や
自治体施設、学校などでコロナ患者が発生した時の対応方法をどうしたら良いかなど
ありがたいことに多くのご依頼をいただきました。

コロナ対策の研修会もたくさん開催させてもらい、
その中で、参加者のほとんどの方が誤解していることを記させていただきます。

当社が力を入れております環境表面の消毒で、
多くの施設で、アルコールやハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムのみでの清拭を行っているようです。
一方、当社が取り扱っておりますケミカルの輸入先である欧米では、必ず洗浄を第一に考えています。

ある実験結果を紹介します。まな板の細菌検査です。

いつも使用しているまな板を4等分し、
1 水洗い
2 洗剤で洗浄
3 次亜塩素酸ナトリウムで消毒
4 洗剤で洗浄し、次亜塩素酸ナトリウムで消毒
以上の作業を行い、細菌の数を計測しました。

a 11,800,000個
b 65,000個
c 630個
d 45個

結果は 1がa、4がd この二つは理解してもらえると思います。
しかし2と3のどちらが細菌数が多くなるかは、間違える方がほとんどなのです。

答えは2がcで3がbなのです。

この実験で言えることは、消毒を実現させるためには洗浄が欠かせないということです。
まな板には細菌だけ存在するのではなく、必ず汚れと細菌いっしょに付着していることをお忘れなく。
次亜塩素酸ナトリウムでは汚れは除去できません。ということは洗浄力は水と変わらないということです。

リスクの高い病院や福祉施設、保育園などは
洗浄と消毒が同時に実現できるハイプロックスアクセルなどで清拭する必要がありますが、
家庭レベルであれば、すすぎのいらない家庭用の洗剤、例えばマイペットなどで清拭する方が、
次亜塩素酸ナトリウムなど消毒剤のみより、ずっとキレイになる、
それも細菌数が減少することを理解してほしいのです。

また近々、コロナ関連の情報を提供させてもらいます。