先日、弊社がお世話になっている岡山市内の県立学校の事務の方からお電話をいただき、
新入生の入学前に玄関からよく見える階段の床が汚れているので、剥離作業をしたい。
時間があったら手伝って欲しいと依頼がありました。

お電話いただいた次の日の作業ということで、予定が入っていましたが、
「新年度をキレイにして新入生を迎えたい!」というお客様の熱意に打たれ、
半日ではありますが、剥離のお手伝いをしてきました。

簡単にできるだろうという安易な願いとも言える予想を裏切るような床の状態で、
長年塗り足したワックスの厚い膜に、洗浄不足による汚れが入り込み、
また剥離作業を失敗した形跡があり、ドライバックの現象がみられました。

 注)ドライバックとは床に撒いた剥離剤が乾燥し、溶けたワックスとともに
   床に再付着した状態のことをいい、それを剥離するのが大変になってしまいます。

朝8時から3階の階段からスタートし1階まで行う予定でしたが、
次の仕事のリミットである11時まで頑張りましたが、2階までで断念。
ドライバックの影響で剥離剤の反応が悪く、ほぼ手擦りというしんどい作業になりました。

学校の剥離作業を長年お手伝いしてきましたが、いつもこういった作業が読めない作業になってしまいます。
 ・汚れたらワックスを塗る。(キレイに洗浄を行わずに)
 ・ツヤがなくなったらワックスを塗る。
 ・学校行事としてワックスを塗る。
だいたいこのような間違ったメンテナンス知識で行われているのが学校の現状です。

ワックスを塗ることがそんな頻繁に必要なのか?
という問いに私ははっきり答えます。
「必要ないです!」
ワックスや剥離剤を売っている人間から言っているのですから、
間違いない真理です!

これから、なぜワックスをそんなに塗る必要がないのか?
ではどのように管理していけば床をキレイに管理できるのか?
の答えをこれから書いていこうと思っています。

本日はここまで、今広島市内におり、これからビルメンテナンス業者様への
勉強会に向かいます。

広島の街はカープ一色です。
朝から赤いキャップとユニフォームを着た子供たちがたくさん。
ズームズームスタジアムでデイゲームなのですかね?