年度初めでバタバタしておりまして、少し間があいてしまいました。

さて、
「ワックスはなぜ頻繁に塗る必要がないのか?」という問いに
私なりの考えをお答えします。

清掃に関わられる方達はいろんな考えを持っておられますので、
正解ではなく一つの意見であることを断っておきます。

以前、弊社仕入先から聞いた話ですが、
Butcher’sというアメリカのケミカルメーカー曰く、
世界のワックス消費量を調査すると、
日本国内のワックスを塗布すべき床面積の割に比せず、
断トツに日本は多いそうです。

なぜ日本の消費量が多いのか?
国内の清掃の考え方が日常より特別に行う定期的な清掃を重視しているためだと
私は思っています。

こういう考え方の元、清掃のビジネスモデルが剥離をし、ワックスを塗布する
大掛かりな作業が一般的になり、
ワックスメーカーもそれに追随してどんどん剥離剤、ワックスを勧めて販売していく。

かたや、ワックス発祥の国アメリカではワックスの技術がどんどん進むとともに、
人の生産性、効率化を推進していった結果、
ワックスの傷に対して、バフィングという技術が主流になり、
日常の作業で簡単に復元できるようなやり方が主流になっています。

国内ではその技術が一向に進まず、未だに生産性が悪く、非効率的な
剥離、ワックス塗布作業が横行しています。

下の写真をご覧ください。
弊社お客様の店舗内の床です。

売り場内で、よく見ていただくとお客様が歩くところがきれいで、
歩かない陳列棚の真下のところが汚いという現象が起こっています。

なぜ人が歩いて汚れるべき歩行路線がきれいなのか、分かりますか?
答えは次回書かせていただきます。